クロロ=ルシルフルに学んだ仕事術 動機の言語化による経験の蓄積

仕事を行う上で 何故成功したのか 何故失敗したのか などを、しっかりと言葉や資料化して振り返りを行い、成功の確率を増やしていくことは重要です。

部下や後輩にアドバイスを求められても、自分がその時に何故そのように動いたのかを言葉として説明できないと有意義な回答が行えません。

 

動機や思考を意識しないでやっていた時は、なんとなくうまくいったというのが多く説明ができませんでした。

 

技術力や立場もさらに上を目指そうと躍起になっていた若い時代に、漫画のキャラクターの小さな枠の一言で思考を変えることができました。
それによりその後、仕事でメンバーを率いてリーダーなどを行うにあたって非常に役に立ちました。

 

それが『動機の言語化』です。

クロロ=ルシルフル先生の言葉

漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物に幻影旅団団長クロロ=ルシルフルという、なんとも魅力的なキャラクターが登場します。

 

どんなキャラクターかというと以下のリンクが分かりやすいです。

外部リンク:NAVERクロロ=ルシルフルの強さ議論【完全版】

 

彼が会話中にふと言った小さな枠の言葉が、漫画を見返していた時にものすごく記憶に残り、それについて考えさせられました。

 

それがこちら

あらためて問われると答え難いものだな

動機の言語化か……あまり好きじゃないしな

しかし案外…いや やはりというべきか

自分を掴むカギはそこにあるか………

 

動機の言語化なんて、考えたこともありませんでした。
自分を掴むカギを見つけなくては…と思いました。

やればできるじゃん からの脱却

当時、社会人4年目ほどで新人教育を行ったり、仕事もプロジェクトのサブリーダーや開発リーダーなどのポジションで作業をいくつかこなしていた時期でした。

 

人間関係、プログラミング覚え方や活用方法、スケジューリングなど感覚や空気感で状況を把握し、なんとなくうまくやれていました。

プログラミングやその他技術もたくさん勉強していましたし、実際に現場で色々なPJでソース見てたので、特に出来ないと悩むこともなくスラスラと仕事をこなしていました。

仕事で特に困ったこともなく問題ありませんでした。

 

なので、どうやったらできるようになるか?と言われても、やればできるじゃん…と大真面目に思っていました。

勉強すればわかるじゃん…と思ってました。

 

立場が少し上になってくると、『やればできるじゃん』が通じない人に仕事を振る機会も多くなっていました。

先輩も後輩も。勉強もしていないし、努力をしているようにも見えませんでした。
それでできないのは当たり前だと思ってました。

 

しかし、私がリーダーなどさらに上の立場になったときに、今のままの思考ではよくないと考えている時期でした。

人間的な成長も視野にいれていかないといけません。
また、なんとなくでは確実に成功を積み上げるのにも限界がくると感じていました。

 

『動機の言語化』をやってみよう!

 

動機=思考 の言語化

色々な無意識を意識して考えはじめました。

何かを選択する時も、言葉を話す時も、普段は意識していなかった無意識の部分を考えることにしました。

案外、無意識でも何かしら判断基準があることに気付きました。

 

何気なく使ってしまう口癖のような一言の意味。
困った時の目線や所作の意味。
自信があるとき、ないときの言動の意味。

 

何をするにも意味があります。

『自分を掴むカギ』です。

自分の思考の傾向がわかってから、仕事でやっていることも考えました。

煩雑にパっと出ては消えていく思考を言葉にする感じです。

 

例:
プログラミングを理解するため

⇒そのまま見てても忘れるから、エクセルにまとめる

⇒記憶力はあるといっても限界がある

⇒まとめるといっても面倒だからスクリーンショットはる

⇒メソッドの呼び出しに線を引く。赤が見やすい。

⇒数が多いと結局見返すことが多い。ソース追うよりスピードが速い

⇒だから最初時間かかってもいい。

⇒最初に時間とるとうまくいくことが多かった。

などなど。

 

他にも一瞬一瞬で考えていたことを意識して言語化し、その後どうなったかと合わせて成功するパターンを蓄積していきました。

直感でやっていた部分を明確に言語化を行い理解し分析して蓄積する。
成功した時の状況や言動、所作は特に意識しました。

 

これによって、振り返りでの精度も上がり、成功パターンを説明できるようになりました。
失敗も理解しやすくなります。

アドバイス・指示の向上

自分が何をもって判断しているか動機や思考を言語化できるようにしてから、アドバイスや指示が的確になったと感じます。

なんとなく出来るんじゃないかな…ではなく、あの人だったらこのやり方が合うかもしれないなと考えられるようになりました。

 

自分がやって、うまくいった手順の中でもこの順番なら理解しやすいかもしれない。
この考え方なら理解できるんじゃないか。
というように考えてアドバイスや指示を行いました。

 

どう考えてそうやったのか?という質問や相談にも、状況から意図と目的まで答えてあげられるようになりました。

 

かの野球の天才が若き天才にアドバイスした
「ボールがキューッとくるだろ」「そしてググッとなったらウンッっと溜めてパッ」
というのではなく、一般人同士なのでしっかりと言葉で説明する必要があります。

 

まとめ

動機の言語化という言葉に出会い、意識することによって自分の無意識の思考やなんとなくで成功していた事に対しての理解が深まりました。

それによって、成功パターンや失敗パターンに行きつくまでをしっかりと蓄積することにより、失敗やミスをなくしていくことができています。

 

漫画の小さなコマの何気ない言葉でしたが、当時の悩みや将来の展望から、自分に必要な大きな気付きをもらいました!

『動機の言語化』意識してみて損はないです!

 

 

 

 


読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。

 

 

 

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