仕事の会話で気を付けていることを記載します。
たくさんありますが、今回はエンジニアとして使用することの多い専門用語の取り扱いについて記載します。
同じ業種で同じレベル人だけと仕事するわけではありません。
要件定義など上流工程を担当するようになると、よりこの内容は必要となってきます。
必ずしも同じ知識を持っているわけではないからです。
上流工程を行う前に身に着けておくことをお勧めします。
気を付けていることは、次の2つです。
・誰でもわかりそうな言葉をチョイスする。
・用途を話してから専門用語をいう。
どのような方法か詳細を記載していきます。
なぜ、そのようにしているのか
IT業界で働いていると数多くの専門用語にであることになります。
どうしてもIT用語は、ローマ字で書かれた単語や開発したことある人じゃないと解らないカタカナ単語だったりがたくさんあります。
要件定義をしていると、その業界の専門用語もたくさん出てきます。
現場の独自で根付いている言葉もあります。
※これは本当にわからない
話すメンバーが、知識が同一で、知っている単語もすべて同じくらいだと認識ができていれば、思うがままに専門用語を用いて会話してもよいとは思いますが、そうとも限らないことの方が圧倒的に多いです。
極端にするとこんな感じですかね。
例1
IT技術者
「メソッドの中にxxx追加してSVNにコミットしたので、もう大丈夫です。」
英語で理解する人
「分かりません
(方法または順序の中にxxxが追加され、えすぶいえぬ?さん?に委託または約束したので、もう大丈夫?委託したの?)」
例2
会計詳しいMAN先輩
「PLの特別利益の計算がおかしいみたい。あとIFRS用の仕組みで変えたいところがある」
会計詳しくないMAN後輩
「わかりません
(PL?高校?の特別利益がおかしいの?知らない。仕組み変えるのねIFRSって何よ)」
こんなことあるとお互いストレスだと思いますし、何より正しく伝わらないリスクと聞き直す時間の無駄になると思います。
そのため、だれと話すときも最初にあげた2つを気を付けてストレスなく、時間ロスもないように話をするように心がけています。
・誰でもわかりそうな言葉をチョイスする。
・用途を話してから専門用語をいう。
以下のような場合だと、思うがままに専門用語を言っても正しく伝わらないでしょう。
・まだ経験が浅い若手社員への説明
・複数社などから集められたチームでの作業に関する会話全般
・営業など他業種のお客様との要件定義や会議や打ち合わせ
実際にどのように気を付けるのかを記載します。
どのような方法か
実際、どのように気を付けているのかを記載します。
とても、シンプルです。
・誰でもわかりそうな言葉をチョイスする。
→横文字のカタカナ言葉を避ける。
→日本語で単語の意味を話す。
→日本語で通じるだろう単語に直す。
・用途を話してから専門用語をいう。
→xxxで使っているzzz
→xxxのためにzzzが必要
先に述べた極端な例だと以下のような感じで話してます。
例1
IT技術者
「メソッドの中にxxx追加してSVNにコミットしたので、もう大丈夫です。」
もうちょい伝わるように
「問題起きてた処理を正しく動くようにして、ファイル管理しているSVNに反映させたので、もう大丈夫です。」
例2
会計詳しいMAN先輩
「PLの特別利益の計算がおかしいみたい。あとIFRS用の仕組みで変えたいところがある」
もうちょい伝わるように
「損益計算書の特別利益の計算がおかしいみたい。あと国際会計基準のIFRS用の仕組みで変えたいところがある」
どうでしょうか、少しは改善したかと思います。
少しの思いやりで、伝わり方は変わると思います。
相手のことを考えて会話を進める思いやり
知識の異なる人と、たくさんの人と会話が必要になってくる仕事の場合は、相手のことを考えて専門用語をなるべく使用を減らし、適度に使っていった方が全体的に話や物事がスムーズに進みます。
多人数の会議であればなおさらです。
都度「それは何?」って聞いてたら会議で時間が膨大にかかってしまうので、話す方は多種多様な人に伝わるように言葉を選び、聞く方は理解できるように専門用語を学んでいけばよいかと思います。
なんてことはない簡単なことですが、意識して日ごろ話していないと中々身に付きません。
身に付けば、どんな相手とでも比較的すんなり会話できるようになります。
まだまだ、私も気を付け中です。
少しでも時間を節約し、意思疎通をスムーズに行うためにもしっかり専門用語を理解して日本語で伝えるようにしていこうと思っています。
読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。
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