私が実際に中小企業、大企業に所属していた時の状況から、どちらにするか悩んでる方の参考になればと考えメリットとデメリットについて記載します。
所属していた企業は、売上が数百億以上で社員数も数千人を超える大企業と、売上数億円で社員数が100名以下の会社となります。
どちらも創立30年を超えていましたので、IT業界では老舗という部類にはいりそうです。
そのため、スタートアップとは程遠い会社になります。
中小企業→大企業の順で勤めましたので、その順で記載しようと思います。
先に言っておきたいことは、どんな会社に入っても成長できる人は自分で努力して成長してます。
努力する前提でメリットをどう活かして成長するかを考えないといけません。
1.中小企業のメリットとデメリット
社員のレベルは高くはありませんでしたが、SESで外部の優秀な方と仕事する機会を多かったため個人的にはあまり気にはなりませんでした。
この会社には7年在籍しました。
では、メリットとデメリットを記載します。
メリット
・皆顔見知り
・やりたいことはやらせてもらいやすい
・成果が見えやすい、評価はあげやすい
・意見が通りやすい
・技術などはたくさんやれるので身に着けやすい
デメリット
・同期が数名
・性格が合わない人がいても付き合いは発生する
・部長など高役職の給料が大企業より低く夢がない
・一人で抱える仕事が多くなりやすい
・社内にライバルがいない
成果、出世
成果は見えやすいです。人数も少ないので、社長からも覚えてもらえます。
やってることも全体に伝わりやすいので楽です。
知られやすい分、ダメなこともすぐに伝わります。
しっかりと良い意味で成果を蓄積し、上司先輩よりも成果を出せればすぐに上に行けます。
経験
いいことは挑戦しようと思えば挑戦できますし、仕事をたくさん抱え込もうと思えば抱え込めます。
どのPJにも首をつっこもうと思えば突っ込めます。
経験という意味では貪欲に行けば、どんどんつめると思います。
私はどんどん首突っ込んだおかげでスキルアップができました。
人間関係
会社内だけに人間関係を構築すると情報や価値観が偏りがちになります。
動物園の猿山のボス猿みたいな人にもなりやすいです。
外部の人間関係をどんどん構築していった方が、成長につながります。
2.大企業のメリットとデメリット
私の入社したころは、優秀な人しか採用しないと言っていたのでそれなりに優秀な方ばかりでした。
在籍しているうちにどんどんレベルが低下しましたが、それでも仕事に必要なスキルをもっていて比較的に、優秀な方ばかりでした。
事業部もたくさんあり、事業部横断の勉強会などに選抜で選んでもらったりしたので、早い段階から色々な人と仲良くなる機会は多かったです。
研修も高いお金払わないといけないのが無料で受けられるのは素晴らしかったです。
この会社には、3年在籍しました。
では、メリットとデメリットを記載します。
メリット
・通期で数億円のPJのPLやPMが経験できる
・高い値段のちゃんとした研修が無料でうけられる
・同じ年代の人が多く、友達やライバルを見つけやすい
・給料が上にいけばいくほどすごく高い
・別の事業部に社内で移動できる
デメリット
・成果を見せるには見せ方も大事、静かにしてても役職は上がらない
・知らない人が多いのでコミュニケーション能力は必須
・役職が上がればそれだけ責任が倍々で増えてくる
・仕事は選べない、与えられた中でベストを尽くすのがよい
・意見はほぼ通らない
成果、出世
大きい規模のPJを仕切る経験を得られるのは貴重です。
そこで成果を出し続けても、成果をうまく見せ自分からアピールしないと役職は上がりにくいです。
人が多いので、良い意味で情報を発信したりしてものすごく目立つ必要があります。
配属された現場や仕事でベストを尽くし、切り開くことができないと埋もれてしまうこともあります。
役員などと知り合える確率は低いです。
覚えてもらうのは難しいかもしれませんが、うまく立ち回ればそれも可能です。
1年で1名の役員に覚えてもらえました。がしかし、営業系の役員でした。
などなど、まさしく出世ゲームを楽しめます。
経験
PJは一度入ったら長いことが多いです。
その中でやりたいことなくてもやらないといけません。
好きな仕事ややりたい技術とかは選べないと思った方がよいです。運がよければ叶います。
別の案件にチャンレジした時、メンバーの場合は、結果を出して別PJでPL・PMとして独立して自チームを持つ。
リーダーの場合は、下を育てて自分が抜ける。
上記がいいのではないかと思います。
人間関係
他の課のメンバーと話す機会も多いため、コミュニケーション能力は社外内問わず必要になってきます。
コミュニケーションさえできれば、友達も増えるし良い方とも知り合えるので、社内だけでも十分有意義です。
それでも外部の知り合いは作っておいて損はありません。
3.まとめ
大企業、中小企業どちらも一長一短あります。
それぞれの企業でも違いがたくさんありますので、自分の求めるものが何かを考えた上で選んでみるといいと思います。
何にせよ成長するには自分自身で努力しないといけないので、努力する前提で会社を選んだ方がよいです。
そうじゃないとどこ行ってもデメリットばかり気になってしまいます。
最終的に自分にあったスタイルで仕事ができるよう、しっかり目標をもち努力してみましょう。
経験は裏切らない!
読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が誰かにとって、一つの参考となれば幸いです。
私自身、これからも好奇心・感謝・努力を忘れずに精進していきます。
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